アオイホノオの現場にエキストラに行った話② メガネとドラマ飯
漫画でよくある真っ黒な背景で衝撃を受けているシーン。
ドラマではスポットライトを浴びて、さっきまで沢山人がいたはずの真っ暗な部屋に力なく一人座っているシーンになっていました。
このシーンをとるのには、まず上から撮影するための台、別角度にするための線路、スポットライト、上からなぞの粒子が落ちているように表現するための粉?などが必要です。
エキストラは監督がチェック用のモニターを見ているのをチラ見しながら待機しています。
暗いシーンといえばメガネをかけたキャラクターのレンズが暗闇で光を反射してあやしくきらりと光るみたいな表現もよくあるのですが、
実際のメガネのレンズはあんな風に光を反射しません。
なので光を反射する用のメガネというものがあるそうです。
こういう目がない形で光を反射する用のメガネ
これからはドラマなんかであやしくメガネを反射させてる人がでてきたら、光らせる用のメガネかけてる・・・!と思って間違いないです。
この日の撮影は朝から夕方までの予定でした。
当然お昼をまたぐので昼食の時間があります。
ロケ弁やケータリングの話は何度となく聞いたことがあったので私はとても期待していました。豪華でもほか弁とかでも、こういうもの食べて撮影してるんだ…と知れるだけで楽しい。
お昼時間になると、スタッフに連れられてどやどやと移動します。
出演者ではないとはいえ、みんな緊張していたせいか一気にゆるんだ雰囲気になりました。
どこで食べるのかな?と思っていたら学生たちの利用する大学の食堂へ。
お、学食を食べる感じかと思っていたら学食のさらに奥の方の裏手にでる勝手口へ連れていかれます。
ああ、学生も普通に利用してるし外で食べるんだな晴れてて良かったなと納得しつつ列に並びます。
炊き出し!!
学校の外にはテントがあり、炊き出しというかケータリングが行われていました。
この時の食事がドラマ撮影のお昼としてどのくらいのものなのかはわかりませんが、こんなに豪華だとはまさか思いもよりませんでした。
スタッフの人数名で食べ物の配膳をしてくれるのですが、まず鉄板で肉をジュージュー焼いてるのがすごいインパクトです。
肉の匂いで並んでる人達はもうそわっそわっしています。
スタッフや出演者の人達を優先にするためにじっと待ったりしないといけないのでさらにそわそわそわそわします。
出演者の方は並んで待っているエキストラにも気を使って一声かけてから先に食事をとりに行ったり、みんな良い人たちばかりでした・・・優しい。
おぼんと食器、おはしを受け取る給食の配膳方式でテントの下へとはいっていきます。肉の匂いがすごい。
まずごはんをよそってもらい、そこにカレーをそそぐ!
その上に鉄板で焼き立てステーキをのせる!
汁物は三種類あり、全部具沢山肉沢山。中華風の辛いスープが人気。私はカルビスープにしました。
それにプラスとろっとろに煮込まれたモツ煮込み!汁物二種類!!
これがドラマ飯だ!!
写真はステーキがまだ焼けてなくてあとからお肉もらったのでステーキなしバージョン。
運動部の合宿みたいなごはん。
このあと力仕事の人も夜まで何も食べないし体力勝負なためでしょう。
全部こってりじゃないか!!と正直おののいたのですが、これが全部美味しくてもりもり食べてしまいます。
特にモツ煮込みがおいしい!!でもお腹いっぱいで苦しいです!!
美人のエキストラの女の子は残していた。可愛い女子は小食…。
学生がちらほらいる食堂でスタッフもエキストラも出演者も食事をします。主演女優さんはマネージャーっぽい人と離れて食べていて、男性出演者はわいわいしながら食べていました。
エキストラは少し離れたところで仲良くなった人同士や友達同士で食べます。このタイミングでちょっと親睦がありました。
ちょっとまったりしてから午後の撮影がはじまります。