北海道美食旅行二日目④ ~クッキー美味しいレトロスペース編~
お寿司を食べたあとは大急ぎで坂ビスケットへ。
坂ビスケットは北海道では昔からあるビスケットメーカーだそう。
ここで作られているジムガケというひなあられみたいなクッキーのお菓子は北海道では子供の頃食べたなーというお菓子らしい。
なぜビスケット工場に向かうのかと言うと、工場の敷地内にある「レトロスペース坂会館」に行く為。
もう夕方 なんだか不穏な二階
なんの場所なのかまるで想像のつかない入り口
ビスケット販売コーナー。手前にあるのは試食用ビスケット
通常の商品のほか、お徳用割れビスケットが100円で売っている。美味しい。
ビスケットは美味しいけれど、目的はこれではなく
りかちゃん阿鼻叫喚地獄
レトロスペースは坂ビスケットの社長さんのコレクションをみっちりと並べたコレクションハウスになっていて、入ってすぐにある「このリカちゃんに臆するもの扉をくぐるにあたわず」とでも言わんばかりのリカちゃん達もその一種。
地方のキーホルダーかけ
別に全部が地獄!!みたいなことはなく、ジャンルオールフリーで雑然とした物が整然と並んでいる。
レトロといえばレトロというか、そのぐらいでしかくくりようがないというか。
能面柱
入場料はなく、誰でも入れる。子供もいた。お母さんときてた。クッキー買ってた。
どういう基準で選んでいるのかは全然わからないけど、絶対にちゃんと自分のルールでもって並べられているのがわかる。
館長の脳みその中の螺旋階段にはいりこんで眺めている気分になる。
見下ろされて・・・いや見られてはない
この空間、そこまで広くはないけれど本当にぎっちりと並べられている。けれどチリ一つ落ちていない。
とても清潔感がある。
極められた変態は上品で清潔なものになっていくのかもしれない。
館長は白衣姿でうろうろとしているので、この人の中にいるのか・・・とおかしな気持ちになれる。知らずにお手洗いありますか?とか聞いちゃった・・・。
ここの通路写真のすぐ横にもみっちりとコレクションが並んだ棚があるので通るの怖い。というか別の意味でも怖くて長居できない通路。
リカちゃんのむかいのエロス壁
誰のかわからない大量の使用済み筆箱や使い終わった鉛筆、少女マンガの切り抜き、電話、アイロンなどレトロにくくりやすいものも実家にありそうなものもある中で、ところどころにエロスを感じる品が置いてあるのもすごくコレクションルームというより頭の中に入ってしまった気持ちになる要因だと思う。
エロスのみに特化しているわけでも、わざとらしく一部においてあるわけでもなく所々に他のコレクションと同じようにきっちりと並べられている。
でもすごく執着は感じる。
へなちょこ雑貨 ペロピンちゃん
ところどころに「へなちょこ雑貨」という名で雑貨や服などが売っていた。お土産にいかが。私はこの愛らしいポットを買った。
ペロピンちゃん。
カウンターには館長と同じく「坂ビスケット」と胸に刺繍された白衣をきた女性がいて対応してくれた。
大変フレンドリーで東京からきたという話をすると「なぜ今の時期にわざわざ・・・?」とまた聞かれた。
東京には沢山の面白い場所やイベントがあって羨ましいと語る彼女に沢山ありすぎて全部は行けないし自分の家からでなければ変わらないですよと言うと「全然想像できない」と笑っていた。
北海道で変わったスポットに行ったり人と話して思ったのは、北海道の人は寡黙で優しくエネルギーをもっているけどそれは放出されるものではなく内でじっと熱を持って座っている。
それを少しずつ少しずつ育ててどこかで臨界点に突破した人が着々と準備してこういう場所を作りだすんじゃないだろうか。
変態というか、何かを成し遂げる土壌なのでしょう。冬は寒くてどこにも行けないし、雪かきは絶対にしなくてはいけないし。
カウンターにあった抽選機。レトロスペース運営資金となる募金箱に募金をするとチャレンジできる。でてきた玉の色によって良い賞品がもらえたりそうでもない賞品をもらえたり。
ここはわりと有名な場所で、私もネットで調べて来た人のブログを色々見てからきた。
面白いのは、ブログを書いた人が来た時期によって棚のラインナップや並び方がかなり違うということ。
コレクションの量も明らかに増えている。
リカちゃんの地獄も以前とは全く違うものになっていたというかパワーアップしていた。
この記事もそんなレトロスペースの記録の一つになれば幸い。
北海道旅行二日目はまだ終わらない!!