回転寿司、回転焼肉
座っているだけで目の前につぎつぎとお寿司が現れては通り過ぎていく楽園があります。
回転寿司です。
今回は回転寿司のシステムについて。
この目の前に食べ物が流れてくるシステム、世にはじめてでたときはどんな風に受け入れられたのでしょう。
受け入れる方は面白半分、なところもあったと思います。普通思いつきません・・・
それがまさかここまでメジャーになるとは誰が予想できたでしょうか?
「食べ物がながれてくる」「その場で食べれる」
というのはほかの食品産業でも流用できるはずですが、廻るのは寿司ばかりです。
流しそうめんはかなり近いシステムですが、あれはつねに流れているわけではないし、寿司と同じくらい独自性を持ったニッチなシステムなので一緒にしてはいけません。
家庭用の流しそうめん機は同じシステムといえるかもしれませんが、あれを巨大な規模でかつ利便性がある!と確信して作れるほどそうめん需要がないのが残念なところです。
焼肉食べ放題とかこのシステムでやってみたら面白いと思うのですが。
ミノとかハツとかがお皿にのって流れてきて、それをとって焼いて食べる。
やってみたい。
そもそも常温が一番美味しい食べ物でしかもいくつも食べる小分けのそこそこの値段のものというのがあまりないのでしょう。
しかも、ちゃんと練習した人や機械でしか作れない。
ここが肝です。
なぜなら、大量の人をさばくのに料理の質を多少おとしても対応するとしたらセルフにするのが一番手っ取り早いからです。
お好み焼き、焼肉、サラダ、ドリンクなどもはや定番ですね。
回転寿司は、そのセルフの中でも「注文を聞く」「料理を提供する」という部分のみをオーバーな方法でセルフにした大変ニッチなお店だといえます。
なのでお茶すら各席でセルフ。
回転寿司が世に誕生して何十年と経っていますが、いまだに回転寿司が一番「未来」なお店なのではないでしょうか。
そして皆が日常的に寿司を求めているからこそ、この回転寿司は発展し続けているわけです。